診療案内
診療時間
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9:15-12:30
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16:00-19:00
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△16:00~18:30 ▲10:00~12:00
【休診日】木曜・祝日(祝日が日曜日の場合は、振替休日を休診致します)
ご利用案内
- 当院は予約制ではありませんので、診察時間内に来院いただきましたら順次受付致します。ご予約のお電話は不要です。トリミングについては病院の電話で予約を受け付けております。
- 一昨年より平日の診察終了時間が従来の20時から19時に変更しておりますので、それに伴いホテルやトリミングのお迎えも19時までの対応です。ご注意ください。
- いたずら電話が増えております。病院の運営をスムーズにするため、申し訳ありませんが、電話を非通知拒否設定にさせていただいております。お電話が非通知設定で、お問い合わせやご予約等の御用がおありの方は、お手数ですが、
電話番号の前に「186」を押してからおかけくださいますようお願い申し上げます。
- いたずら電話が増えております。病院の運営をスムーズにするため、申し訳ありませんが、電話を非通知拒否設定にさせていただいております。お電話が非通知設定で、お問い合わせやご予約等の御用がおありの方は、お手数ですが、
- アニコム・アイペット保険の窓口清算ができます、他各種保険も対応可能です。
- 動物専用漢方薬を取り扱っています。
- 呼び出しベルがございますので、車でお待ち頂けます。受付でお渡しいたします。また駐車場が広くなりました。当院駐車場の西側隣接の駐車場 B~E、Lは当院の第2駐車場です。大型ミニバン、大型乗用車は第2駐車場をお勧めいたします。
当院の治療の考え方
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果について
女の子の犬、猫におこなう避妊手術は様々な病気の予防効果が期待できます。特に乳腺腫瘍に関しては、早期の手術によって発生をほとんど抑えることが可能です。乳腺に発生する腫瘍のうち、犬では約50%、猫では約70-90%が悪性腫瘍(がん)です。
一般的な手術の時期と乳腺腫瘍発生率の関係
(ワンちゃんの場合)
初回発情前 0.05%
発情1回目以降 8%
発情2回目以降 26%
(2回目以降は手術しない場合と発生率は変わりません)上記のように、早期の手術によって、乳腺腫瘍の発生率がかなり下がります。これは猫でも同様と考えられています。しかし、あくまでも計算上です。
避妊手術によるその他の病気の予防について
卵巣と子宮を摘出しますので、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍など、卵巣、子宮疾患の発生を予防できます。また、ソ径ヘルニアの発生率が低下することもわかっています。
去勢手術について
オスの犬、猫におこなう去勢手術(精巣摘出術)にも様々なメリットがあります。早期の手術でマーキング行動が抑制できます。これは犬では足を上げておしっこをしませんし、猫の場合には、家の中のいろいろな場所にオシッコを引っ掛けると行った行動が予防できます。また個体差はありますが、攻撃性が緩和し性格が穏やかになります。また、下記のようなメリットがあります。
前立腺肥大の発生率が低下します(発症してから去勢手術をすれば2日ほどで肥大は収まる場合が殆どです)。
会陰ヘルニアの発生率が低下します(特にW.コーギーやM.ダックスに多い病気です)
精巣腫瘍の発生を防ぎます(実際には多くはありません)
肛門周囲腺腫の発生率が低下しますこのように去勢手術にはメリットがありますが考え方は色々です。
手術のデメリットについて
手術をおこなうことの一番のデメリットは、麻酔のリスクです。当院では手術前に身体検査や血液検査をおこなうことによって、そのリスクを最小限に抑えています。現在、犬・猫への麻酔の方法・技術は確立されており、かなり安全であると考えております。その他のデメリットは、太りやすくなることです。しかしこれは、ご家族が食事量と運動量のバランスに気をつけていただくことで、防げると考えています。
手術の流れ
手術は予約制となります。麻酔が安全にかけられるかどうかの身体検査と血液検査をおこないます。血液検査には30-40分ほどかかりますので、手術についてのご説明をさせていただきます。手術の当日は朝の食事を与えずに午前中にいらしていただき、お昼に手術を行い、当日の夕方もしくは翌日退院となります。何がご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Mダックスちゃんに多い異物反応性肉芽腫とは?
異物反応性肉芽腫(縫合糸肉芽腫・縫合糸膿瘍)とは、手術時に使用する縫合糸によって起こる病気です。これは手術の際に使用する縫合糸を異物として体が反応して、その周囲に炎症を起こしたり、肉芽腫として、しこりを形成する病気です。近年、体内に残った糸が引き起こす、この異物反応性肉芽腫という病気の報告が増えています。当院では現在までに1900頭以上の手術実績がありますが発症したことはありません。しかし、
一度起きてしまうと、再手術でそのしこりを取り除いたり、完全に取りきれない場合には、ステロイド剤などの免疫抑制剤を使わないといけない場合があります。特に、ミニチュア・ダックスフントでの報告が多く、チワワ、トイ・プードル、マルチーズ、シーズー、ゴールデン・レトリバーなど多くの犬種で報告されています。
手術時には血管や組織を手術用の糸を使って結び、切断して、腫瘍や卵巣・子宮、精巣などを摘出します。しかし、上記の異物反応性肉芽腫を防ぐためには、なるべく縫合糸を用いない方法が望まれます。そこで当院では、縫合糸を使わずに血管、組織の処理が可能な「Surgrx EnSeal System(サージレックス エンシールシステム)」という機械を使用しています。 これはヒトの手術でも使用されている機械(組織シーリングシステム)で、高周波電流によって、組織・血管の癒合(シーリング)を行なう手術システムです。
組織シーリングシステムとは、高周波電流を利用して、組織・血管を癒合(シーリング)して切断する方法です。Surgrx(サージレックス)の場合、最大で7mmまでの血管をシールすることが可能です。これにより、縫合糸をなるべく用いずに手術することが可能です。その他の組織シーリングシステムにはValleylab社のLigaSure(リガシュア)、Erbe社のBiClamp(バイクランプ)などがあります。
このシステムにより、下記のメリットが得られます。
1、体内に糸をなるべく残さずに手術が可能
2、手術時間の短縮ができ、より動物たちへの負担を軽減
これから避妊、去勢手術をお考えの方は、ぜひご検討ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください、組織シーリングシステムの場合別途3000円。
アクセス
〒631-0011奈良県奈良市押熊町759-4
TEL.0742-48-4870